エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略 (角川oneテーマ21)

エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略 (角川oneテーマ21)


エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略 (角川oneテーマ21) エシュロン―アメリカの世界支配と情報戦略 (角川oneテーマ21)
角川書店 角川書店 産経新聞特別取材班
¥ 600

エシュロンと情報戦争 (文春新書)
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■アメリカの脅威と日本の弱点 評価4 日付2008-02-04
日本は情報戦において非力である。

太平洋戦争においても、奇襲としていた真珠湾攻撃をアメリカは知っており、国民を戦争へと煽動するためのセレモニーとして利用されたのは周知の事実である。

現在では、この「エシュロン」と呼ばれる通信傍受機関が、USTRなどとつながり、傍受した情報が欧州、日本などとの経済競争を勝ち抜くために使われているという。そこに政治・軍事同盟はもはや意味をなさない。

そう、つまり、「いかに情報を得て、それを利用するか」これが、世界で勝ち抜くために根底的に重要かつ、不可欠な部分である。

この本を読むと、アメリカの脅威をまざまざと感じさせられる。あらゆる分野で主導権を握ろうとするアメリカの基準がグローバルスタンダードんあるのであろうか??

そして、日本は国家間の熾烈な情報競争の中をどう生き抜いていくのか。
日本の通信傍受、通信保護としての情報戦略のあり方を考えさせられる一冊。
■実態はどこまでも闇の中なのか? 評価3 日付2007-03-17
アメリカを中心とした英語圏諸国が運営しているエシュロンと呼ばれる大規模な通信傍受網が世界中の通信を傍受・分析しているのではないか,そして,アメリカは得た情報を自国企業の利益のために利用しているのではないかと言われています.本書は,このエシュロンの実態に迫っています.

欧州議会の調査によってエシュロンという通信傍受網が存在することはほとんど間違いないようです.また,その実態は言われているほど広範囲なものではなく衛星通信を中心とした一部の通信のみを傍受しているようです.しかしながら,これについては当のアメリカが認めているわけではなく,その情報をどのように利用しているのかは未だ闇の中にあるように思えます.

推測の域を出ない情報も多く,ちょっと不完全燃焼です.

■隣人米国の情報傍受 評価4 日付2005-06-21
軍事用語で「はしご方の戦陣」、一般用語で「階層」を意味するエシュロンは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが運営している、衛星通信を主な対象とした世界規模での通信傍受・分析システム網をさすコードネーム。傍受の対象が共産圏の政治状況から、日欧のビジネス活動に広がっているという意見も強く、フランスやドイツはこの問題に敏感で、欧州議会で調査報告書を出しており、この傍受活動が、1994年のサウジアラビアの航空機受注活動において有利に働いたとしている。三沢にも傍受装置があるにもかかわらず、日本のビジネス活動も傍受しているとして問題を指摘している。
すべての通信活動を傍受しているという説に対して、有線系はこの対象外であるとするなど合理的な判断がある一方、暗号機能を知らないことによるとんでもない誤解もあり、マスコミ系の人の書いた弱さも見える。
■エシュロンの謎の一端をつかむ 評価5 日付2002-12-02
英米などによる国際的諜報システム「エシュロン」を取り上げた作品。エシュロンの存在に対するEUの警戒心や、どのようにしてエシュロンを運営するUKUSA諸国が連帯したかなど歴史的な流れを織り交ぜつつ紹介している。また、一方的にエシュロンの恐怖を煽るのではなく、その限界もバランスよく指摘している。

エシュロンが公に認められたシステムでないため、内容は識者や専門家の意見などからの推測にしか留まらないのだが、技術的にエシュロンの能力がどの程度まで考え得るのかも解説しており、個人がどのように対応すべきなのかについて考える際にも大変参考になる。エシュロンの謎を知るのに最適な作品なのではないか。


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