アメリカの経済支配者たち (集英社新書)

アメリカの経済支配者たち (集英社新書)


アメリカの経済支配者たち (集英社新書) アメリカの経済支配者たち (集英社新書)
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■赤い盾のその後 評価4 日付2008-05-02
著者は、「億万長者はハリウッドを殺す」と、「赤い盾」で、誰が世界を支配しているかを詳細に調べ上げたが、本書はそのダイジェスト版という趣を持っている。
昨今ではビルゲイツが世界一の富豪として、多くのマスコミに紹介されているが、そのような番付には決して載ってこない真の富豪(財閥)が誰で、彼らはどのようにしてその富を蓄積したのかを、アメリカを中心に解説している。

赤い盾のように系図が出てこない分、登場人物の閨閥関係をイメージしつつ読み進めるのは骨が折れるが、アメリカ経済界の真実をフレームワークとして捉えるには、ちょうど良い分量であり、読みやすく書かれている。

それにしても、彼らのようにここまで資産に拘る生き方というのも、それはそれで苛烈ではある。
■誰が世界を動かしているのか良く分かる 評価3 日付2007-04-16
本書では、鉄道王ヴァンダービルト、石油王ロックフェラー、メロン、鉄鋼王カーネギー、金融支配者ロスチャイルド等、実際にアメリカ政界から果ては国連事務総長、アフリカの黒人大統領たちまで息のかかった人材を送り込み、世界を動かす様を明らかにしている。
アメリカのGDPを凌ぐ様な資産を使って各界に影響力を行使する100年前に誕生した財閥群の力に同じ土俵で勝負してもしょうがない。ゲイツやルパートマードックですら彼らの使用人に過ぎず
ソロスやバフェットでさえ小間使いに過ぎないとされている
増してや孫や三木谷はゲームに参加さえしていないということか、、
そんなことに囚われず
一般庶民ならではの人生の意義を見つける方法があるはずと筆者は喝破しているが、、、h
■アメリカの支配体制の秘密に挑む素晴らしい謎解き 評価5 日付2006-10-29
新大陸のアメリカには貴族制度は存在しないことになっている。だが現実には19世紀に起源を持つ泥棒貴族の家族が存在し、複雑な姻戚による刑罰のネットワークを作っており、それがウォールストリートの金融支配を通じて、ワシントンのホワイトハウスや議会を包み込み、アメリカを帝国主義国家として君臨させている。その相関関係を著者独特の人脈の解きほぐしを通じて、克明に追及しているのが本書であり、最初は余りにも登場人物が多いので幻惑されるが、読み進むにしたがって相関図が理解できるようになって、これはすごい内容だと判るようになるタイプだから、ある程度の国際感覚を持つ人にとっては素晴らしい本である。こういったレベルの本を楽しめる読者が数万人もいれば、今の日本のような無様な亡国現象に陥らなかったろうが、何せ小泉や安倍のごとき留学しても何も学ばず、片言の俗っぽい英語はしゃべることは出来ても、相手の国の経済や政治の実態には無知のまま、ただイエスマンに過ぎない連中が政治を動かしているのだから、日本は泥棒貴族の子孫たちに食い荒らされるだけだ。そんな悲哀を読後感に持てるのが情けないが、そこに日本の政治と経済の限界があるということだろう。本書を読むことで随分と履行になることは確実である。
■その中で日本は 評価4 日付2006-03-12
本書では、タイトルのとおりアメリカの経済支配者たちを紹介している。ただそれは想像以上に絶大で、世界規模での支配力を誇示しているように感じた。

そのような状況の中で、日本はどのような影響を受け、またアメリカのある意味老獪な戦略にどう対抗しうるのか、ということがひっそりと記されている。
また、そのような大規模なアメリカの上層部での悪知恵が市民に与える悪影響を解き明かすと同時に、その知恵すらもたない、日本の政治・経済の利権人事の腐敗が国民を苦しめる度合いはアメリカよりもはるかに大きい、と本書は示している。

■ゴシップ週刊誌として読みましょう 評価2 日付2005-07-17
米国の1世紀前からの著名富裕層家系の名前がたくさん出てきますので、そういう人の名前や閨閥の様子を垣間見たいと思ったら、他書に比べて有用かどうか読み比べていないのでわかりませんが、目的はある程度は達せられると思います。しかし、本書の推論の説得力、経済学的深さはまるでゼロに等しいほど乏しく、あとがきにある主張までの構成は小学生レベルでプロの作家と編集者が頭を使ったと思えないほど稚拙で、題名にある経済支配についても、役員だ、株主だ、と言う以外何も述べず、日本経済や為替・金融政策や銀行行政などいわゆる支配されていると懸念されていることの内幕については特に触れていません。日本語としての作文レベルも低いので、最初から我慢する気で読まないとしんどいと思います。
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