経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
紀伊國屋書店 紀伊國屋書店 泉 典子
¥ 1,680
ポジショニング戦略[新版]
案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」
オカネとウソの論理学 -嘘とお金のさじかげんがわかる、法律と会計の本-
マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと
マインドセット ものを考える力
■人間に関する古くて新しい知見 評価4 日付2008-07-27「人間は思ったほど合理的でなく、考えることに怠惰な上にすぐ感情に流されてしまう生き物である。しかし、そのような性向や脳の構造を備えているからこそ、人間的な判断ができて社会が維持されているのだ。」
ある意味古くて新しい、そんな事実を示してきた多くの実験結果をコンパクトにまとめ、読者自身にも様々な問題を通して実感してもらおうとする行動経済学の解説書です。前半の3分の2では、日常の問題解決において私たちが陥ってしまう様々なバイアスを紹介し、後半の3分の1では、他者が関わる意思決定についてゲーム理論や神経経済学の知見も絡めながら解説しています。
自分自身の知恵と情緒のコントロールにはもちろん、マーケティングや組織運営や政策提言に対しても大きな応用可能性を秘めていますが、それに対する論考は残念ながらあまり無く、世間でも今のところ目立っては見当たりません。大きなムーブメントが起こるには時機が満たないようですが、いずれやってくるその日に備えて、動向を追っていきたいものです。
2002年のカーネマンのノーベル賞受賞以来、にわかに注目を浴びてきた行動経済学でしたが、これまで日本語で手に入る情報はどちらかというと専門書的なものか、あるいはビジネス雑誌や投資関係の本における断片的な紹介くらいでした。しかし、その潜在的なインパクトを考えると、このように装いもポップな紹介書が日の目を見るのは遅すぎたくらいかもしれません。翻訳が分かりにくい文章もありますが、本家であるアメリカ人の書くものとは若干テイストの違う、イタリア語のこうした良書が翻訳されたこと自体は歓迎すべきことでしょう。
また、経済学史の中での行動経済学の位置づけや、心理学をはじめとするほかの学問との関係、および個別の知見のより詳しい背景について知るためには、友野典男『行動経済学』(光文社新書)を併せて読むのをオススメします。本書と重複する内容についても理解が深まります。
■マーケットでの人間の行動パターンを読む 評価5 日付2008-07-04「伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術」でカーティス・フェイスが行動ファイナンスについて言及していたので、興味を持って読んでみました。
とても面白く読めました。
人間は経済学で仮定されるような合理的な判断はとてもできず、感情に大きく左右されて判断したりするということが、改めてわかりました。
マーケットでのトレードのように、命の次に大事なお金を賭けて、瞬時に大きな損益がブレる現場なら尚更大きく感情に左右される人が多いのでしょうね。
感情をコントロールできる人が、市場での勝者になれるのは間違いなさそうです。
■実践的行動心理学 評価4 日付2008-06-29人間が物事を判断、決定する時に如何に根拠のない感情に動かされているのかを詳細に解説した本です。
タイトルは、「経済は・・・」となっていますが、応用範囲は経済つまりお金にとどまらず、日常生活で繰り返されるあらゆる、「判断」や、「決定」に適用されるはずです。
冷静に計算してみれば、どちらが得なのか分かるはずなのに、シチュエーションが変化するだけで全く逆の結論を出してしまう理由がよく分かりました。
「自分が知らないと言うことを知ると言うこと」が智者であるという孔子の言葉が深く突き刺さります。
■読み物としても最高に面白い経済理論本 評価5 日付2008-06-23 人の営みをすべて経済活動だとすると当然そこには感情による行動が反映されます。
本書はその原因と結果を多くの例を挙げて説明していますが、単なる経済書というよりも非常にわかりやすい経済読本です。
プライシング・ポジショニングなどビジネスのシーンで悩み、決断しなくてはいけないことが多いのですが、本書はそのようなときの指標として人間感情がすべてを左右するとしています。ペルソナ・セグメンテーションなどによるビジネスモデルの構想時の発想法がいろいろ言われていますが、本来マーケッター・ビジネスプランナーとよばる職種は心理学を理解しないと成功しないと思いました。
最近のビジネス書ではもっともお勧めする一冊です。
■経済は感情で動く 評価4 日付2008-06-22具体例がたくさんあって面白く、よく説明してある本であるが、
文化の違いにより少しとっつきにくい、理解を難しくしている部分がある。
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