バーナンキのFRB
バーナンキのFRB
バーナンキのFRB
ダイヤモンド社 ダイヤモンド社
¥ 1,680
ゼロ金利との闘い―日銀の金融政策を総括する
ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝 (講談社BIZ)
リフレと金融政策
日銀はだれのものか
ルービン回顧録
■昨今のFRBの金融政策を理解するには状況が変わりすぎましたが・・・ 評価4 日付2008-07-21バーナンキ議長の就任は2006年2月1日だからかれこれ2年半が経過したわけだが、この間の金融政策を巡る環境の変化は凄まじいものがあった。本書は2006年3月2日に刊行されており、当然ながらサブプライムという言葉は一言も出てきていない。本書第2章の最後では、2005年12月にOECDが発表した先進国における当時の住宅価格急騰に関するレポートに言及している。同レポートは比較的楽観的な見解ながらインフレ率や金利が上昇してくると住宅価格の調整は避けられないとしているという。実際には中古・新築の住宅販売件数が2005年央でピークアウトするなど、住宅市場の減速感は既に一部に出始めていたようだ。FOMCが金利引き上げから据置きに転じたのが2006年8月、FFレート誘導目標金利引下げを実施したのが2007年9月、その後今日までのFRBの対応ぶりを見ていると確かに「ヘリコプター・ベン」の異名に相応しく感じられないこともないが、デフレからの脱却を目指すリフレーション政策の文脈で中央銀行の積極的な役割を説いていた頃からすると事態は激変してしまったようだ。本書は現在のFRBを取り巻く金融経済の状況を理解するにはやや情報として古く物足りない面もあるが、バーナンキ議長の議長就任時の状況やFRBの歴史を知るにはもってこいの内容だし、第4章の内容は実務的な視点からも興味深い。著者の一人である東短リサーチの加藤氏はテレビのニュース番組でもお馴染みのエコノミストなので、本書の時点との比較で昨今の加藤氏のマーケットコメントを拝聴するのもまた一興だろう。
■タイトルは「グリーンスパンのFRB」の方が相応しい 評価3 日付2007-09-19FRBの生い立ちや、歴代の議長・現在の地区連銀総裁のプロフィール、政治との関係等資料的な価値はありますが、バーナンキ議長の今後の運営を占ううえでは、少し情報不足な感じがしました。
偉大なるグリーンスパンに関する記述がどうしても多くなっており、掲題のタイトルの方が本の内容にあっていると思います。
■バーナンキ議長についてはそれなりの解説。現時点では充実した方だろう。FRBについては優れた解説書。 評価4 日付2006-11-23・現時点でバーナンキFRB議長について述べることは誰にとっても難しいことだが、彼のこれまでの発言を整理して解説しており、努力賞と言えよう。
・FRBの金融政策の変遷について丁寧に解説している。特に、 FRBの成り立ちの様子や、歴代のFRB議長が受けた政治からの圧力について述べた部分は、ちょっとしたドラマのようでおもしろい。また、薄々感じていたことだが、個々の政策委員が持論を表明できる日銀と、コンセンサス重視のFRBの違いが比較されており、役立つ。さらに、グリーンスパン前議長を神格化せず、彼の金融政策について冷静に分析しているところも長所。
・FRB以外に日銀、ECB、イングランド銀行などの金融政策についても適度に述べられており、参考になる。
■バーナンキのこれからの政策のことはよく分からなかった 評価3 日付2006-08-22題名の割には、ほとんどの章がバーナンキと関係のない、FRBの過去の歴史についての記述であり、これからのバーナンキがどのような政策を行うのかについて想像をかき立てる深く突っ込んだ話は無い。しかしFRBの歴史や構成や機能をさらっとなぞるには良い本なのかもしれない。経済について素人の私には興味深かったです。
■バーナンキFRB議長を評価するヒントがある 評価5 日付2006-05-14同じくバーナンキ議長を記載した本に『ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝』田中秀臣氏著がありますが、本書の方がFRBやFOMCの過去の歴史を踏まえ、幅広くバーナンキFRB議長の今後が記載されていると思います。バーナンキ議長がGスパン議長と異なる方法を導入しようとしていることも感じ取れ、日銀の制度との違い等の興味深い指摘も多く、金融市場で働いている人にとっては必読書と考えます。小生は、後輩に対して購入を勧めました。但し、一般投資家にはやや向かないかもしれません。
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