ロシア経済の真実
ロシア経済の真実
ロシア経済の真実
東洋経済新報社 東洋経済新報社
¥ 2,730
ロシアの軍需産業-軍事大国はどこへ行くか- (岩波新書)
ロシアの「新興財閥」 (ユーラシア・ブックレット)
パイプラインの政治経済学―ネットワーク型インフラとエネルギー外交
ロシア資源産業の「内部」 (アジアを見る眼 (109))
石油・ガスとロシア経済 (北海道大学スラブ研究センタースラブ・ユーラシア叢書 3)
■簡単に手に取る本ではない 評価3 日付2006-01-29 本書は、他のロシア経済本とは違った形を取っている。
簡単に言えばかなり細かい。
例えばロシアにおける行政改革を述べている著書などは他に出ていない。
旧KGBの組織構成も興味深いし、軍産複合体については著者塩原氏の専門分野。緻密な分析はなされている。
行政改革について、ロシアがグローバリゼーションに追い立てられ、
NPM(New Public Management)を導入せざるをえなくなっているような事情は、
少なくとも他の著書では得られない知識だと思われる。NPM自体への考察も悪くない。それはそれでいいのである。
ただ、その…問題は、結論までの検証作業が閉口するぐらいに細かいのである。つまりこういうことだ。
「何年五月に『〜大統領令』が発令されてこういう法案が出たが大統領がこれを許可しなかったので同年八月にこういう法案が出て、…その意味するところは、…云々
次に前年に発表された『〜の改善について』に基づき同年5月に〜という組織改編が行われたがすぐに変更がなされ…」
というような事を延々とやるのである。非常に読みづらい。
こういったことを丹念に追うロシア書は非常に少ないので貴重であるし、
内容的に言っても各章最後に導かれるエッセンスには文句のつけようがないのです。ただその、
もうちょっと分かりやすくというか、矛盾はないのだが…。
…まぁ無邪気に、ロシアを期待に満ちたBRICsのうちの一国として見てるような人には、おススメ出来んですね。
本気でロシア研究をする人が読む本です。
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