循環資源大国ブラジルビジネス入門
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■今のブラジルの状況を知るには最適 評価5 日付2007-03-19本書は日本の一般的なビジネスマンが、南米のブラジルにある経営資源を使って
ビジネスする方法を、豊富な資料と事例を基に丁寧に解説しています。
ブラジル人の気質、人口分布、地理的条件、産業別の経営状況、社会基盤、
ビジネス上の注意点といった基礎的なところから、
実際のビジネスプランの構築の仕方まで詳細に載っています。
ビジネスを立ち上げるときには非常に参考になりそうです。
さらに、日本人がいかにブラジルのことを知らないでいたか赤裸々に
理解することができます。
ブラジルといえば、潤沢な天然資源の国というイメージがありますが、
それが大きく間違った認識であることを思い知らされることでしょう。
コーヒー豆と鉄鉱石だけではなく、実は日本を凌駕するほどの工業大国であり、
航空機産業は世界第4位のシェアを誇るのです。
サトウキビから採取されるエタノールは、石油に代わる循環資源として
近年注目され、全世界の大金持ちが巨額の資金を投資しています。
また、人種のるつぼとして、世界中からの移民を受け入れており、
わが日本からの移民も来年で100年を迎える移民の歴史があります。
そして、彼ら日系ブラジル人は、母国日本と手を取り合ってビジネスしたい
という情熱がこの本からうかがえます。
つまり、ブラジルとは天然資源が豊富な上、優れた工業技術を持った国であり、
その上、日本を一緒にビジネスをしたがっているということです。
よって、ブラジルには巨大なビジネスチャンスがあることがよく分かります。
飛行機で24時間かかるという地理的条件ですが、それを乗り越えてしまえば
大きなチャンスを掴めるよ、という提案が本書のテーマだと思います。
ブラジルでビジネスをするしないはともかく、いずれにしろ、
ほとんど日本で知られていない今のブラジルビジネスを知る上で
有益な一冊であることは間違いありません。
■有用だが、参考程度で。 評価3 日付2007-02-20(+)
注目を集めるブラジルの情報源が、現状では巷にあまり出回っていないことを踏まえれば、このような本が刊行されることそれ自体が有用といえるでしょう。
(−)
基本的には、ブラジル関係の様々な日本語情報を寄せ集めてきたもののようです(元々情報は限られている以上、評者が当たったことのあるものと重なります。)。しかし、当該日本語情報のなかにはポルトガル語が不正確に、あるいは誤解を招く日本語表現によって訳出されたものが混在しているのに、その訳を咀嚼ないし原典の内容を確認しないまま引用しているような箇所も散見されます。従って、その他の箇所の記載情報もそのまま信頼するには勇気が必要です。
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