フラット化する世界(下)

フラット化する世界(下)


フラット化する世界(下) フラット化する世界(下)
日本経済新聞社 日本経済新聞社 伏見 威蕃
¥ 1,995

富の未来 下巻
富の未来 上巻
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈上〉

■グローバリズムの華やぎの下で、、、 評価3 日付2007-09-20
この本を読んだのは1年ほど前。
書籍を読む前に、なるべく著者の近著と周辺を調べるんですが、、?少々ネオコン色芳しい印象か...?
そんなコトを頭の片隅において読むことをお勧めします。
おそらくIT業界〜海外勤務(但しアテンド専任以外)等を経験した方は、ここで
書かれていることは容易に想像できる事ばかりなので、上巻は飛ばして良いと思います。

これから考えるべきは、この書籍でも指摘される教育や人材育成の問題かなぁ、と。
その考察に進む前に土台となる知識として読むのがお勧めです。
■現代を鳥瞰する上で、文句なしの本、必読書 評価5 日付2007-08-12
我々がインドや中国と伍していくためにはどうしたらいいのか。
著者の洞察が冴えまくるのが、下巻である。

有意であった部分を抜粋形式で見てみる

→かなりの精神的柔軟性、努力する気持ち、変化に対する心構え

→無敵の民
 自分の仕事がアウトソーシング、デジタル化、オートメーション化されることがない人
 フラットな世界には代替可能な仕事と代替不可能な仕事の二つしかない

→合成役
 デルはデザインも製造もしない。他者のパーツを組み立て消費者の前にどんと置くだけ。
 付加価値は誰にも負けない合成力
 消費者の需要を中心に合成するのが、成功の秘訣
 全体像人間(点人間をつなぐ役目)
 顧客のために合成を創りあげる能力
 合成された解決策
 異種のものをまとめる優秀な合成役
 複雑なものを見て、分かりやすく説明する。

→偉大な適応者(アダプター)
 適応能力が高い多芸多才な社員
 すでに何でもできるか、あるいは何でもできるようになりたいと思っている社員を見つけ出す
 何でも屋は、持ち場や経験の範囲が徐々に広がるのに合わせて技術力を応用し、新たな能力を身につけ、人間関係を築き、まったく新しい役割を担う
 絶えず適応するだけではなく、学び、成長する
 管理職は手持ちの人材をめいっぱい活用しなければならない

→右脳の技量を磨く
 データが氾濫し、選択肢が山ほどある世界では、芸術的手腕、感情移入、大局的なものの見方、学識を超えたものの追求といった、右脳の特性に近い精神的なものが最も重要な能力になる
 絶えず右脳の技量を磨き、人間関係を強め、新規な難問に取り組み、全体像を纏め上げる

→ハイ・コンセプト
 芸術的・情緒的な美を創り出し、傾向や好機を察知し、納得できる話をまとめ、欠けていたことに世界が気づいていなかった発明をする能力

→ハイ・タッチ
 他人の気持ちを察し、人間が影響しあう機微を理解し、自分の個性を喜び、他人のよいところを引き出し、凡庸を脱して、目的や意義を追求する能力

→次の段階
 信念の堅さを示さないといけない
 そうなると心から信じなければだめだ

→想像力をかきたてる
 ケネディは、人間が月に立つという未来像を描くことで、国民が喜んで犠牲を払い、勝つために必要な物事に本腰を入れるように仕向けた

→教育の役割
 新しいニッチで付加価値の高い仕事をこなせるスキルを持つ人間を多く生み出す
 対象を認識して分類する能力、合成、複雑な問題の解決が欠かせない

→その他
 家庭での読書が根本的に大事であり、必要不可欠
 教育程度が高い労働者や資本家がビジネスを始め、資本をつのり、起業するのが容易な物的・法的インフラを利用できる環境を政府が用意することにより、貧困層は貧困から抜け出すことができる。

 経済成長と貿易はなんといっても世界最良の貧困撲滅プログラムなのである。
 外国の発想とベストプラクティスをすんなり吸収し、それを自分の国の伝統と融合させるような文化
 混乱から簡潔を見つける、不調和から調和を見つける、困難のさなかに好機がある

 インターネットは、会社がまったく新しいやり方で消費者とつながり、消費者がまったく新しいやり方で会社とつながる、まったく新しい流通プラットホームを創り出す
 いま成功しているのは、自分で決める消費者という概念を理解している企業だ
 金融サービスは、金融市場の超自己決定的な消費者を満足させる一体化した金融エクスペリエンスである
 インドでは、地方行政機関が腐敗と怠慢に蝕まれ、貧しい人々に学校やインフラを提供するのを怠っている

 イマジネーションは知識よりも大事である アインシュタイン
 大切なのは現在だ。思い出が夢をしのぐようでは、終わりは近い。本当に栄えている組織の特質は、それを栄えさせたものを捨てて、新たに始める意欲があることだ。
 起業家精神に富む発想を推し進めて、金持ちになり、創造的な人間になり、国民の尊敬を集める人間になれるような環境を与える。誰でも大統領になれるような環境を与える。



■日本だから見えにくいのかもしれないけど 評価4 日付2007-08-05
この本で書かれているような状況は、きっとおきているのだろうけど、一般の日本の生活の中では見えにくいのかもしれない。ただ、電化製品のにしても、中の部品で日本ものが、本当に少なくなってきているのを見ると、各企業はコーディネイター(シンセサイザー)なのかもしれない。言語に守られてきた日本は、もはや、仕事を渡すほうから、仕事をとられている側に回っているのかもと感じる本であった。フラット的に物を見ると、自分の仕事の中にも、関連する現象はおきていることが良くわかる。そんなこと、認識してくれる本だった。
■世界の中のそれぞれの立場でのフラット化の影響について書かれています 評価4 日付2007-07-15
上巻にひきつづき、フラット化する社会に関する影響についてかかれている。上巻では、フラット化自体の説明や要因について主に描かれていたのに対し、下巻は特に、フラット化に対する、1.アメリカ 2.発展途上国 3.企業 4.地政学 との関係について書かれている。若干、政治・宗教がからむあたりは、著者の意見も激しくなり、少しピンとこない部分もあったが、世界の中のそれぞれの立場でのフラット化の影響が詳細に描かれており、興味深い。
■下巻要約 評価5 日付2007-05-19
下巻では、世界のフラット化にどのように対応するべきか、フラット化
する世界に対応するために望ましい状態は何か、望ましくない状態は何
か、ということについて主に述べられている。

フラット化する世界では競争が激しくなるため、誰もが「無敵の民」に
なることが求められる。「無敵の民」とは自分の仕事が代替不可能な人
のことである。競争相手は世界各地にいる上に、人間だけとも限らない
のである。

この無敵の民になるためには、理想の教育が必要となる。理想の教育と
は、学ぶ方法を学ぶこと、好奇心をもつこと、人を好きになること、右
脳を進化させることの4つを学ばせることである。アメリカには、それ
に必要なものが理論上はそろっている。

しかし、実際にはアメリカは危機に瀕している。数学・科学・工学の分
野で十分な数の学生を養成しておらず、成功願望が低く、貧困層への教
育が行なわれておらず、教育予算が少なく、ブロードバンドのインフラ
に欠陥があるのだ。

フラット化する世界に適応するために国がすべきこともある。それは、
政治的リーダーシップを発揮し、雇用される能力を高めさせ、セーフ
ティーネットを整備し、グローバル企業を通じた社会改革運動を推奨し、
親の子育てを支援することである。

フラット化する世界で、発展途上国が実施すべき政策がある。まず世界
のフラット化と自国の結びつきについて自己観察することである。そし
てトップダウンの経済改革、卸売改革をし、さらに小売改革をすべきで
ある。ただ、文化が障害となることもある。

企業レベルにおいてのフラット化への対応も重要である。成功した企業
とは、フラット化にあわせて柔軟に変化した企業である。

世界のフラット化は、世界で最も重要な流れだが、世界は"まだ"フラット
化していない。第12章では、フラット化が頓挫する可能性について書か
れている。病気が蔓延している、世界のフラット化とは切り離された地
域がある。フラット化の恩恵を目の前で見ながら、それに関われない人々
が大勢いる。不満を抱えてテロに走る人々がいて、エネルギー危機もある。
これらは世界のフラット化を止める強力な要因である。

世界のフラット化とは、アメリカ文化一色に世界を染めることではない。
むしろ、ローカルがグローバル化するのである。グローバリゼーションは、
世界を「均質化するとともに個別化する」(p.326)のである。

そして、フラット化した世界は、紛争の緊張を緩和させることにもつながる。
グローバルなサプライチェーンに組み込まれると、戦争をしたくなくなる。
戦争の代償は、これまでの数倍になる。しかし、この理論は自爆テロリスト
には効かない。

最後に、著者はイマジネーションの重要性を指摘する。今では多くのモノ、
能力が日用品になっているが、イマジネーションだけは日用品化しないから
である。
⇒ もっと詳しく調べる
経済学・経済事情
経済学
国際経済学
マクロ経済学
ミクロ経済学
現代経済学
経済学入門
資本主義論
経済思想・経済学説
経済史
財政学
経済協力
各国経済事情
世界の経済事情
日本の経済事情
韓国の経済事情
東アジアの経済事情
東南アジアの経済事情
その他のアジアの経済事情
ヨーロッパの経済事情
ロシア・東欧の経済事情
アメリカ・カナダ・オーストラリアの経済事情
その他の国々の経済事情
産業研究
農林水産
農業ビジネス
農家・農協経営
造園業
畜産業
林業
水産業
農林水産の参考図書・白書
建設・住宅
ゼネコン
建設業界
建設白書
食品
資源・エネルギー
製造・加工
鉄鋼・化学
自動車・機械
電気・電子
病院・医薬品
医薬品業界
保険業界
病院経営
サービス・小売
サービス・小売一般
小売
ホテル
レジャー
アパレル・ファッション
外食産業
店舗・販売管理
銀行・金融業
不動産一般
不動産
地価問題
アパート・ビル経営
不動産投資
交通
交通一般
空運
陸運
鉄道
JR
流通・物流
産業史
参考図書・白書
マーケティング・セールス
マーケティング・セールス一般
商業デザイン
セールス・営業
商品開発
広告・宣伝
経理・アカウンティング
会計学
会計・会計学入門
財務会計
財務管理
財務諸表
税務会計
国際会計
各国会計論
キャッシュフロー
簿記
資格
工業簿記
税理士・公認会計士
簿記検定
経営学・キャリア・MBA
金融・ファイナンス
オペレーションズ
マネジメント・人材管理
確率・統計
経営戦略
マネジメント・人材管理
ロジカル・シンキング
アメリカMBA・名物教授
ビジネス英語
資格・就職・MBA
起業・開業
商品 検索リンク
本・書籍
音楽CD
DVD・ビデオ
ゲーム
パソコン・家電
ソフトウェア
家庭用品・キッチン用品
おもちゃ・ホビー
英語学習の教材
パソコン本
ゲーム攻略本
ビジネス・経済の本
ベストセラー検索リンク
おすすめ品
English