健康ビジネスで成功を手にする方法

健康ビジネスで成功を手にする方法


健康ビジネスで成功を手にする方法 健康ビジネスで成功を手にする方法
私には夢がある 私には夢がある 白幡 憲之
¥ 1,890


   米国における将来有望な新興産業を大胆に予測してみせた本書。自動車やパソコンに比肩するほどのインパクトがあり、2010年には1兆ドル(約120兆円)に成長するというその産業は、健康増進ビジネスの「ウェルネス」である。著名なエコノミストであり、起業家であり、お金もうけのノウハウ書のベストセラー作家でもある著者は、本書で「ウェルネス革命」の到来を宣言し、そこで成功を手に入れるためのアドバイスを贈っている。

   こうした大胆な予測には、驚きや納得の一方で懐疑的な反応がつきものであるが、著者はそれを想定しながら、ウェルネス産業の中身や普及の根拠を力説している。

   それによると、ウェルネス産業とは「疾病ビジネス」などと違い、健康増進や老化の遅延、病気の予防のための製品やサービスを提供するもので、すでにサプリメントやフィットネス・クラブ、健康食レストランなどがあり、今後発展するものとしては「ベジタリアン・バーガー」や「ウェルネス保険」などがあげられるという。さらにそれが「広範囲に普及する産業の5つの特徴」にあてはまること、人口の多いベビー・ブーマー世代が消費の担い手になること、バイオなどのテクノロジーの進化で大きな発展が見込まれることなどを述べている。

   また著者は、米国人に多い過体重や病的な肥満、そしてそれに伴う不健康は、「肥満と栄養失調を生みつづける食品産業」と「病気を生み続ける医療業界」がもたらしていると厳しく追及し、米国にウェルネス革命が不可欠であると訴えている。食文化や肥満などの背景事情はやや異なるものの、食の安全への関心が高まっている日本にとって見逃せない指摘も多い。

   さらに読者に対して、起業や投資など、さまざまな立場からウェルネス産業に参入するヒントを示している。富を築くには製造ではなく流通にかかわるべき、といった一連のアドバイスは示唆に富んでおり、この点に著者の真骨頂がうかがえる。

   予測が的中するかは別にして、ウェルネスという領域を定め、ニーズを掘り起こす本書の視点は鋭く興味深い。新興産業のビジネス・チャンスのとらえ方も勉強になる。(棚上 勉)


健康ビジネス業界がわかる (業界×快速ナビ)
図解 健康業界ハンドブック
日本を元気にする健康サービス産業
いい商品は、他人に売らせなさい!―「健康マーケティング」に学ぶコミュニケーション戦略 (Do books)
企業トップが語る「医療・ヘルスケア」ビジネス最前線―変貌する巨大市場に挑む (東京大学大学院医学系・薬学系協力公開講座)

■分かりやすくて面白く、さらにためになった 評価5 日付2008-04-19
健康産業は120兆円規模のビジネスとなる―。
公的な年金制度や医療費の問題を考えると
まさにビジネスのヒントが詰まった感があるのが、本書。
著者は経済学者だと聞いたが、経歴を見ると
ビジネスの現場に身を置いてきた人材。
ゆえに、分かりやすく実践的な内容だった。
そして、ためになった。
ぜんぜん関係はないが、著者のポール氏の顔写真が帯に付いているのだが、
俳優のブルース・ウィリスに似ていると感じるのは私だけだろうか?
■健康ビジネスというもの 評価5 日付2006-03-30
インターネットの次は健康だなんてよく聞く話。
だけど、健康は目に見えないものゆえ、
いろいろなトラブルがつきまとう。

だから、認定とか格付けの論理が必要で、
メディアも取り扱いに慎重にならざるを得ない。
消費者の方のリテラシーの低さも問題だろう。
クチコミは主観的なもので、
それをうまく操るたくみな者もでてくるだろう。

別の側面から見ると、
こういうのが進んでしまったアメリカを参考にすると、
治療という医学から予防という視点にシフトしている。
貧富の差により高い保険費用を払えないという実情もある。
現代病がない時代に戻れば保険制度も今の日本のようになれるのに難しい。

というより日本がアメリカの方に近づいている。

健康ビジネスというと、
マルチレベルマーケティングというイメージに陥りがちだが、
メディアのコンテンツ・保険・メーカー・流通・広告・企業向けサービス・格付け・認証など
いろいろな観点で市場の拡大が見込める。

インターネットと同様、
見えないものを売り買いするわけで、
サービス業の本質的なところもケアしなくちゃならないだろう。

なんてたって顧客と接点のあるその末端のセールスマンないし、
店舗、広告などから受ける印象がその商品を印象づけてしまうからだ。

健康ビジネスの市場があがるからといって、
作ればいいとか流せばいいとかの発想の
サービスをないがしろにするような企業には
参入しても墓穴を掘るだけだろう。

一番良くないのはそういうダメな企業になぶられる消費者が出てくることや、
いい企業でも誤解を生んでしまうということだ。
消費者も企業も頭よくならなくちゃいけない。

それだけに健康ビジネスを考えることは、
どんな企業や人の生き方でも参考になることばかりだ。


■ビジネスの本だが 評価5 日付2005-12-05
実は、産業界のさまざまな利益至上主義の食べ物、薬、医療から
自分を守るための本です。
牛乳がもたらす危険、お菓子を食べ始めるとなぜ止まらないのか
という裏にある、恐ろしい戦略。
健康を保つための選択基準など、盛りだくさん。
■具体的で面白い 評価4 日付2005-07-13
近頃、日本でもかなり肥満の人が増えたと感じている。行きはよいよい帰りは・・・ではないが、食べるのは易しくやせるのは困難。人間の永遠の課題であるボディのコントロールあたりもウェルネス産業の入る余地があることを、具体的にかつ面白く説明した本。健康や美容だけでなく、何でもラクして手に入れたいのは人間のさがかも。
■目からウロコ。 評価5 日付2003-07-12
経済学者が書いたものと聞き、堅い本かと思っていた。が、これは、主婦で子育て中でもある私でも、読めた!経済が分かるし、母として21世紀の子供を育てるために必要な真の価値判断力を教わる思いだった。起業家としてはもちろん、賢い消費者になるべく読んでも良いと思う。改めて、無知は怖ろしいと感じた。ウェルネス産業の前向きなエネルギーは、未来に夢を持たせる。
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